ある日、ちょっとステムのベアリングを交換しようと、
ステム周りをバラしてみました。
私のトランダはテーパーローラーベアリング仕様になっておりました。
が、アッパー側のベアリングのダストカバーを見て唖然としました。
トライアンフのアッパー側ベアリングはダストカバーと一体構造となっており、
そのカバーの爪がベアリング内側に向かって折られています。
ここに挿通されるステムシャフトはこの爪の分だけ小さくなるってこと…??
ステムシャフト径とベアリングの内径が一致しない構造だという事が発覚です。
テーパーローラー特有の構造かと思って調べたら、ボールベアリングKITも同じように爪を折り返しています。
気付いてしまった以上、
ステムシャフト径とベアリング内径がきっちり合う構造へ修正します。
まずは、ダストカバーとベアリングを分離します。 結構あっさり抜けました。
ベアリングの打刻を確認すると、NTN製 4T-L44649 でした。
ちなみにロワー側のベアリングと全く同じベアリングです。
このベアリングはNTNに注文して入手可能です!
トランダにはホンダの足回りが装備されていますので、色々と計測して考えます。
シャフトの各部の長さを算出し、ステムシャフトを作製して貰います。
ベアリングやロワーブラケットが入る部分の嵌合公差はプロに任せます。
それとダストカバーも用意します。
SR用のダストカバーを製作しているFreak's PIT様にお願いして、アルミから削り出して貰います。(画像は拝借)
内径57,5mm、外径61.5mm、内側のボトムから内側のトップまでの高さ6mmでお願いしました。
シャフト打ち替え完了。
左が打ち替えたステム、右が元々付いていたステム。
装着の図。
ハンドリングのガタつきはかなり違うと思います!!
まぁ、使用しているフロントフォークも40年以上前の物ですので"ソレナリ"にですがね。
でもトライアンフ乗りの方、やる価値あると思いますよー!
0 件のコメント:
コメントを投稿