2019年1月6日日曜日

CD235 TYPE2エンジン

家に送り付けられたCD250のエンジン。
オーナーの希望は、360°クランク、5速ミッション、65mmワイセコピストン



まずは米国よりピストンをお通販



洗浄、下処理を行って三留兄弟製作所へ
メニューはクランクケースのボーリング、クランク分解・組立・芯出、バルブシートカット、シリンダースリーブの打ち換え



クラッチセンターは放熱を狙ってドリルド



加工の終わったシリンダースリーブのリングギャップをシックネスゲージで測定


Top L:0.30は入るが0.35は入らない R:0.35は入るが0.40は入らない
2nd L:0.40は入るが0.45は入らない R:0.35は入るが0.40は入らない

問題なしと判断します。

続いてクランクケース。
三留の社長の好み(?)でシリンダースリーブとのクリアランスがカツカツですので、
入るのかをプレスで確認。



問題なさそうですので、スタッドボルトをインストーラーでセット



組立開始します



CD250のオリジナルはロータリー4速ミッションですが、
今回はCB350の5速ミッションを使ってアップグレードします。



CDもCBもケースの寸法は一緒だろうと推定はしていましたが、
これでCD250のケースに5速ミッションがポン付けで載ることが証明されました!



クランクもセットして



ケースを合体



シフト出来るかを仮確認



360°クランクですよ♪






ピストンピンにはWPC+DLC処理。贅沢ですね~!



Wisecoピストンを取り付けて



シリンダーへ挿入













クランクを何周も回して、
バルブタイミングが合っていることを確認します。






360°クランク、いわゆるTYPE2エンジンが完成!



360°クランクの排気音はこんな感じでした♪
180°クランクの下品な音とは違う、ドロドロしたサウンドです♪♪

エンジンのスワップ作業はASK MOTORCYCLEの山本さん。
ありがとうございました!

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