オーナーの希望は、360°クランク、5速ミッション、65mmワイセコピストン
まずは米国よりピストンをお通販
洗浄、下処理を行って三留兄弟製作所へ
メニューはクランクケースのボーリング、クランク分解・組立・芯出、バルブシートカット、シリンダースリーブの打ち換え
クラッチセンターは放熱を狙ってドリルド
加工の終わったシリンダースリーブのリングギャップをシックネスゲージで測定
Top L:0.30は入るが0.35は入らない R:0.35は入るが0.40は入らない
2nd L:0.40は入るが0.45は入らない R:0.35は入るが0.40は入らない
問題なしと判断します。
続いてクランクケース。
三留の社長の好み(?)でシリンダースリーブとのクリアランスがカツカツですので、
入るのかをプレスで確認。
問題なさそうですので、スタッドボルトをインストーラーでセット
組立開始します
CD250のオリジナルはロータリー4速ミッションですが、
今回はCB350の5速ミッションを使ってアップグレードします。
CDもCBもケースの寸法は一緒だろうと推定はしていましたが、
これでCD250のケースに5速ミッションがポン付けで載ることが証明されました!
クランクもセットして
ケースを合体
シフト出来るかを仮確認
360°クランクですよ♪
ピストンピンにはWPC+DLC処理。贅沢ですね~!
Wisecoピストンを取り付けて
シリンダーへ挿入
クランクを何周も回して、
バルブタイミングが合っていることを確認します。
360°クランク、いわゆるTYPE2エンジンが完成!
360°クランクの排気音はこんな感じでした♪
180°クランクの下品な音とは違う、ドロドロしたサウンドです♪♪
エンジンのスワップ作業はASK MOTORCYCLEの山本さん。
ありがとうございました!
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