2015年7月23日木曜日

ハンドルストッパー

2015年1月
トラインアンフT150のハンドルストッパー

前々から気になっていたのですが、棒状のハンドルストッパーが気に入らない。
取りあえず使用しない上半分を切ってみましたが、イマイチ。。


私の場合はHONDAのステム流用のため、純正との形状の違いからハンドル切れ角が狭いのも嫌。
今回ステムシャフトを打ち替えるついでに一新します。


まずはハンドルロックの鍵のタブを切り落とし、ロアーブラケットの元々のハンドルストッパーを削り落とします。
新たなハンドルストッパーを設けるために下穴も開けました。

さらにヘッドライトをマウントするための舌状タブをフラットバーから切り出します。
ニードルスケーラーで鋳物風に加工。

イメージ確認します。良いカンジ。

ASK MC様に砲弾型のハンドルストッパーを旋盤で製作して貰い、
舌状タブと共に溶接して貰います。

と思ったらASK MC 山本さんより電話、『下穴が曲がってます!!笑』

そこは山本さんのゴッドハンドで何とか矯正して頂き、溶接完了。


ここからは自分で作業します。
まずはスムージング。溶接が丁寧でしたので楽チンです。

削った部分はニードルスケーラーで鋳肌加工して、ブルーマジックで黒染めしました。

自然で良い感じになったと思います。

2015年7月7日火曜日

ステムシャフト打ち替え

ある日、ちょっとステムのベアリングを交換しようと、
ステム周りをバラしてみました。

私のトランダはテーパーローラーベアリング仕様になっておりました。
が、アッパー側のベアリングのダストカバーを見て唖然としました。


トライアンフのアッパー側ベアリングはダストカバーと一体構造となっており、
そのカバーの爪がベアリング内側に向かって折られています。

ここに挿通されるステムシャフトはこの爪の分だけ小さくなるってこと…??
ステムシャフト径とベアリングの内径が一致しない構造だという事が発覚です。

テーパーローラー特有の構造かと思って調べたら、ボールベアリングKITも同じように爪を折り返しています。

気付いてしまった以上、
ステムシャフト径とベアリング内径がきっちり合う構造へ修正します。

まずは、ダストカバーとベアリングを分離します。 結構あっさり抜けました。

ベアリングの打刻を確認すると、NTN製 4T-L44649 でした。
ちなみにロワー側のベアリングと全く同じベアリングです。

このベアリングはNTNに注文して入手可能です!


トランダにはホンダの足回りが装備されていますので、色々と計測して考えます。


シャフトの各部の長さを算出し、ステムシャフトを作製して貰います。
ベアリングやロワーブラケットが入る部分の嵌合公差はプロに任せます。


それとダストカバーも用意します。
SR用のダストカバーを製作しているFreak's PIT様にお願いして、アルミから削り出して貰います。(画像は拝借)
内径57,5mm、外径61.5mm、内側のボトムから内側のトップまでの高さ6mmでお願いしました。

シャフト打ち替え完了。
左が打ち替えたステム、右が元々付いていたステム。


装着の図。


ハンドリングのガタつきはかなり違うと思います!!
まぁ、使用しているフロントフォークも40年以上前の物ですので"ソレナリ"にですがね。

でもトライアンフ乗りの方、やる価値あると思いますよー!